7300アイテムものミニカーを揃えたネットショップが、年商1億5000万円を超える快進撃を続けている。 |
- 目次 - “そのミニカーをくれるなら本物の車をここで買ってもいい”7300アイテム以上のミニカーを揃え、年商1億5000万円も売り上げているネットショップがある。 オーナーはミニカーマニアの男性かと思いきや、山田麻紀さんという女性。 「近くのカーディーラーに飾られていたミニカーがカラフルでかわいくって、欲しくなったんです。 と山田さんは 開業の動機を語る。
まずは「YAHOO! オークション」でリサーチしかし、いきなりショップを立ち上げて商品を仕入れ、本格的に始めてしまうには不安もあった。 ミニカーのメーカーや問屋、既存のネットショップを研究するのと同時に、ショップ開業のPRを兼ねてマーケット調査を行った。 「そこで業界の古くて閉鎖的な体質がわかりました。
1日に3~4通、メルマガ送信しかも、注文した個数が揃わないことも多かったという。 「そこでお客様にはとにかく新製品に関する情報が入りしだい、 一般的なネットショップが送信するメルマガは多くて週1通程度、 「夜の10時、11時に情報が入ってきても、携帯のアドレス以外、翌日まで溜めることはせずにすぐに送信しています。 また、商品の発送も「17時に注文が来たら、その時間が最後の引き取りとなる宅配業者を5分待たせて配送を頼む」ほど、スピードを心がけている。
初心者にも見やすくわかりやすいページづくりホームページづくりは、開業の経緯にもあった「マニアだけでなく、初心者や一般の人にも買ってもらえるサイト」をコンセプトに置いた。 初心者にも見やすくわかりやすいページづくりを心がけたが、それでも「わからない」という問い合わせの電話がひんぱんに入る。 「彼氏やお子さんにプレゼントしたい、という女性のお客様がたくさん来られます。
ファンに喜ばれる「ホビーショー」のレポート当初、仕入れの数や時期が予定どおりにならず、品切れを出して顧客からクレームを受けたり、逆に在庫を抱えることもあった山田さんだが、経験を重ねるごとに正確に読めるようになったという。 「仕入れ予約時の予定数は必ず確保できるようになり、販売予約数とずれなくなって販売効率が上がり、お客様からも『スタイルなら絶対に手に入る』と信頼していただけるようになりました。これが効いてきていると思います」 さらに、山田さんは新商品の展示会である「ホビーショー」のレポートを充実させ、ミニカーファンに喜ばれているという。
「展示されている新商品の写真を1台1台、さまざまな角度から撮影して、遅くとも当日の夜までに掲載しています。
いかに顧客の気持ちを理解して実践するか「ミニカーショップ スタイル!!」繁盛の秘密について、山田さんは次のように締め括った。 「日ごろ、ネットでいろいろ情報収集をしています。 |
山田麻紀さんプロフィール |
||
夫が経営するパソコン関連の会社に勤務。
|
会社概要
有限会社スタイル
URL/http://www.minicarshop.jp/
開業年月/2003年2月
資本金/1円
売上高/1億5000万円(2006年3月期)
事業内容/ミニカーのネット販売
年商
2003年 2500万円
2004年 1.2億円
2005年 1.5億円