世界主要都市の賃貸マンションを仲介 / エンプラス株式会社

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

エンプラス株式会社  代表取締役社長  齋藤 隆さん
不動産の出版・情報サービス会社の経営企画職に転職した齋藤 隆さんは、
子会社を任され新しいビジネスモデルを立ち上げることになった。
その事業は順調に伸びていたが、ある日、本社の方針変更で
自分のイメージとは違う方向へと進んでしまうことに。

将来性のあるビジネスモデルだっただけに、その決定には納得できなかった斎藤さん。
そんな時、彼の前に出資者が現れ、起業のチャンスが舞い込んだ。

2004年5月、理想のビジネスモデルを実現する会社を起業。


「国内と海外の賃貸マンション仲介事業は、今後ますます需要が高まっていくビジネスです。
前職は社名が広く知られる大手企業だったので、事業の認知度を上げる のには苦労しませんでしたが、
自分の会社となると、まずは多くの人に知ってもらうことから始めなければなりません。
でも、このビジネスモデルには絶対の自 信があるので、不安はありませんよ」

【その夢が生まれた瞬間とは】 

約 20年間、金融関連企業に勤めた後、不動産系の出版・情報サービス会社に転職した斎藤さん。
経営企画に携わり、子会社で新規事業を任された。
海外の家具付 アパートの仲介と、外国人をターゲットとした
マンスリーマンションの運営というグローバルな事業を展開し、手ごたえを感じたという。
このビジネスはもっと 大きくなるぞ、という期待がふくらんだ時に、予想外の転機が訪れた。

「このマンスリーマンション事業がある程度大きくなってきたので、
国内 事業と海外事業に分割するという方針が決定しました。
会社側は国内に注力したいとのことで、私は国内事業の部署に配属されたのです。
国内と海外の仕事を一 つの事業でやることに将来性を感じていたので、分けてしまっては台無しです。
そんな思いを知人に話していたところ、資金面をバックアップしてくれる会社が 現れたので、起業を決意しました」

当時行っていた事業の発展形として考えた、国内と海外の賃貸マンション仲介業というビジネスモデルに、
かなり自信を持っていた斎藤さんは、その事業内容での起業を決意。

「特 に、東京の外国人向け賃貸マンション仲介は、年々需要が高まっているんです。
外資系企業が社員を日本へ赴任させる場合、以前はトップ・エグゼクティブクラ スがメインでした。
しかし最近では、ミドルクラスが増えているのです。
トップクラスは企業側で住居を手配してくれますが、ミドルクラスは自分で探さなけれ ばならない。
見知らぬ国で住居を探すのに苦労している外国人は、とても多いのです。
ですから国内の賃貸マンション仲介は、若年層や単身者も視野に入れ、
ミドルクラスに相応する物件を豊富にそろえました」

一方海外の仲介は、中長期出張が増えている日本人ビジネス客をメインターゲットに設定。
ロ ングステイの旅行者まで客層を広げてアパートメントを仲介する。
こうして、外資系企業の外国人・日本人社員をターゲットとし、
東京と世界主要都市に展開るグローバルなビジネスモデルができあがった。

【起業の一歩はどうやって】

事業内容を固めるとすぐに、インターネットで起業関連の情報収集を開始した斎藤さん。
コンサルタントのサポート、助成金の情報を中心にあらゆるサイトをチェックしたという。
そんな時、ドリームゲートの存在を知り、頻繁にアクセスするようになったのだ。

「起業者の体験談はすみずみまで読みました。
Q&Aも役立ちましたよ。
業種を問わず、起業したいと思う人の悩みはたいてい共通するものです。
さまざまな質問を読み比べ、回 答内容に納得できたドリームゲートアドバイザーに相談してみることにしました。」

2004年4月にアドバイザーさんと面談し、宅地建物取引主任者の登録や開業時期について質問。
その後、宅建の登録申請や助成金についてもサポートしてもらい、同年5月に開業することができた。

【その夢は、いま育っている?】

開業後は、このサービスを広く伝えるための業務に追われた。
外国人向けのフリーペーパーやウェブサイトへの広告出稿、外資系企業への営業活動などで忙しい毎日。

「営業先でよく言われるのが、
『困っていたところだったんです』
『こういうサービスを待っていました』
というひと言。
説明すると多くの方が関心を持ってくれるのがうれしいですね。
長期的にお付き合いできる企業を増やすのが今の目標です」

日本人旅行者向けには、多数の個人ウェブサイトにバナー広告を貼り、サービスを告知している。
営業や宣伝活動を始めてまだ間もないが、徐々に認知度も高まってきている。

斎藤さんはシニアをターゲットにしたビジネスも考案中。
まずは、シニアの海外長期滞在のサポートを狙う。
そして、投資目的で海外の不動産の売買を仲介できた ら……と、アイデアが次々とわいてくる。
長年たずさわった金融ビジネスのキャリアを、不動産に絡める新しいビジネスを手がけたいと、
斎藤さんの夢はまだま だ膨らみ続けている。

【起業まで】
前職場で新規事業の立ち上げを任される。
その後、会社の方針が変さらになる。
そんな折、出資者と出会い起業を決意
2004年 4月:  ドリームゲートアドバイザーと面談
2004年 5月:  エンプラス株式会社を設立

 

【概要】
エンプラス株式会社
開業:  2004年 5月
資本金(当時):  3000万円
URL:  http://www.enplus.co.jp/

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