起業・経営FAQ:学習塾の集客方法についてアドバイスをください

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

2024年2月に今月学習塾を開校しました。開校前からWEB等を活用して集客を行っておりました。
<これまでに行った集客方法>
・専門業者へ依頼をし、5,000枚×2回のポスティングを実施
・初回ポスティングから4週間後にスタッフと手分けをして1日100枚のポスティングを3回ほど実施

そこからの問い合わせは5件で、さらに体験申込に至った数は1件でした。

現在は「Google ビジネス プロフィール」へ情報登録を行いPR。他にもブログやHP、LINE公式アカウントへ登録を行い、PRを行っております。

しかし、集客にはとても苦労しており、思う様な登録者獲得につながっていないのが現状です。
具体的には、問い合わせは6件、電話4件のみの状況です。
このうち面談まで進んだのは3件のみで、登録には至っておりません。

他にやるべき改善点が無いか、アドバイスをお願い致します。

回答:集客方法ではなく、アピールポイントの見直しが重要です

この質問への回答者

戸高 一穂(とだか かずほ)/ 個別指導LOGIQUE
塾の仕組み化をパッケージで売り、 Webコンテンツや集客ライティングを オールインで活用することで 集客に悩むことなく、 教える楽しさに集中できる塾講師を輩出。 集客力と自由度の高い塾講師を育成する。
国語専門個別指導LOGIQUE代表
自由な塾講師ライフプロデューサー

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新規学習塾の開校に伴う、集客のご相談ですね。

まず合計約11,000部のポスティングについてですが、反応が5件というのは実はそれほど悪い数字ではありません。

大手塾のチラシの反応率は10,000部で1件あるかないか、つまり反応率にすると0.01%だと言われており、コロナ禍においてはさらに下がっています。

これはここ数年の流れなのですが、最近は新規開校だからといっていきなり生徒が集まるということはほとんどなく、少しずつしか増えないという話をよく聞いていますし、私がプロデュースしている塾でも初月で2~4名。そこから毎月少しずつ増えて半年くらいで軌道に乗るケースが多いです。

開校初期の集客を甘く見積もってしまうと、認知が高まって、生徒が集まるまで体力がもたないというケースも珍しくないため、注意しなければならないところです。

話を戻しますと、チラシの反応率は悪くないので、あきらかにポスティングの量が少ないことが問題です。新規オープンで5,000部×2回は甘く見積もり過ぎたということになります。

結論としては集客のためにはポスティングをもっとしましょうということになります。

さて、次に気にある点ですが、問い合わせが5件で体験申込が1件という点です。母数が少ないので何とも言えませんが、問い合わせから体験→入塾までの数字が良くない可能性はあります。

成約率が低いとせっかく問い合わせてくれた方を逃してしまうことになります。
塾の料金体系など他社と比較し、改善点がある場合は手を加えてください。

他にも集客方法を見直すだけではなく、その他多くの塾と比較してどこが違うのか、差別化ポイントはどこかという点をPRする際の情報に盛り込んでみてください。

親御さんからすると、現在通っている塾から移るほどのインパクト、強烈なメリットがない限りは乗換ることはありません。

誰のための、どんな塾なのか。
それをはっきりさせ、サイトの一番上の目立つところやポスティングチラシに、その内容が伝わるようにしてください。

このようにリスクを把握した上で開業に踏み切れば、勢いだけで始めるよりも安心感が増し、より計画的に進められるはずです。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
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